漆喰工事の必要性とは~リフォームのタイミングや施工の流れ~

漆喰工事の必要性とは~リフォームのタイミングや施工の流れ~ (2)

瓦屋根のお住まいのお客さまより、漆喰工事のお問合せをよくいただきます。

漆喰(しっくい)とは、屋根の一番高い棟に施されています。

ほとんど見えない部分ですが、定期的に詰め直しが必要です。


この記事では漆喰工事の必要な理由と、漆喰工事の種類や流れを解説します。

お住まいの屋根が瓦屋根の場合は、ぜひ参考になさってください。

目次

屋根の漆喰工事が必要な理由

漆喰工事の必要性とは~リフォームのタイミングや施工の流れ~ (4)

漆喰は屋根の機能を維持するために不可欠です。

漆喰は棟瓦を固定している葺き土を雨風から守っている保護材です。

砂と石灰を使用している材料で、瓦屋根の美観を整える化粧材の役割も担っています。


漆喰の耐用年数は環境によって違いますが、一般的には15年〜20年とされています。

漆喰が劣化してしまうとその下の葺き土に雨水が浸透してしまうので、定期的にメンテナンスをする必要があります。

瓦屋根では瓦の下にルーフィングシートを敷いて防水処理をしています。

しかし、水が染み込み続けたり、ルーフィングシートに傷が付いたりすると雨漏りに発展します。


雨漏りや屋根材の劣化は最終的には住宅の躯体を劣化させる原因になります。

住宅の寿命を永らえさせるためには、雨から住宅を守る屋根の役割をきちんと担えるよう、漆喰を良好な状態で保つことが大切です。

工事が必要な漆喰の劣化のサイン

漆喰工事の必要性とは~リフォームのタイミングや施工の流れ~ (3)

屋根の漆喰工事が必要かどうかを判断するのは難しいと思うかもしれません。

しかし、見た目だけでもすぐに工事をすべきかは見極めることができます。

ここでは漆喰が劣化したと判断できるサインを紹介します。

漆喰が剥がれている

漆喰が明らかに剥がれているようであれば工事をする必要があります。

半分くらい剥がれてしまうと、建物内に雨水が入ってくるような雨漏りが起こりやすくなります。

剥がれは遠目で見ても比較的わかりやすいサインなので、見つけときには速やかに修繕を依頼しましょう。

漆喰にひび割れや穴がある

劣化した漆喰をよく観察してみるとひび割れが起こっていたり、穴が開いている場合があります。

屋根の上に登ってみなければ判別しづらいので気付かないことが多いですが、双眼鏡などで見てみるとわかることもあります。

漆喰の初期症状として多く、ひび割れや穴が開いたときには剥がれが生じやすくなるので早めに修繕の工事をしましょう。

漆喰に苔やカビが生えている

漆喰に苔やカビ、藻などが生えてきている場合も劣化が進んでいる証拠です。

地面から見ても漆喰の部分が緑色になっているので判断がしやすいでしょう。

この場合は漆喰がかなり劣化しているので、早めに漆喰工事を依頼する必要があります。

瓦がずれている

もし屋根を見たときに瓦がずれていたり、外れていたりするのであれば漆喰の劣化が著しく進んでいます。

ずれた瓦の下にあるルーフィングシートが剥き出しになるので、雨漏りも起こりやすい状態です。

できるだけ早く工事をした方が良い状態です。

屋根の漆喰工事の種類

漆喰工事の必要性とは~リフォームのタイミングや施工の流れ~2

屋根の漆喰工事は大きく分けると2つで、漆喰の詰め直しと棟瓦の取り直しがあります。

瓦の状況によってどちらが適しているかは異なります。

それぞれ、どのような工事かを詳しく解説します。

漆喰の詰め直し工事

漆喰の詰め直し工事は屋根の漆喰だけが劣化しているときに適している工事です。

古い漆喰を剥がして、新しい漆喰を詰めるという施工内容です。


漆喰が剥がれている部分だけ補ったり、割れている部分に上乗せするように漆喰を詰め増します。

漆喰の詰め増し工事は一般的に長持ちしないので、一時しのぎです。

工事の費用を抑えられるメリットはありますが、長期的には漆喰の詰め直しをした方が良いでしょう。

棟瓦の取り直し工事

漆喰だけでなく棟瓦の劣化や棟の歪みなどが見られる場合は取り直し工事を行います。

劣化している瓦があるときには新しい瓦に交換します。


取り直しをすると屋根の状態が大幅に改善されますが、漆喰の詰め直しに比べると工期が長く、費用も高くなります。

ただ、棟瓦の劣化や棟の歪みは雨漏りに繋がる恐れがあるので、劣化状態が著しい場合は必要な工事でしょう。

漆喰の詰め直し工事の流れ

漆喰工事の必要性とは~リフォームのタイミングや施工の流れ~ (2)

では、具体的に漆喰詰め直し工事はどのように行うのでしょう。

ここでは漆喰の詰め直し工事を業者に依頼したときの施工の流れを紹介します。


①足場の組み立て

屋根工事をするときには安全に施工するために足場が必要です。

1日程かけて足場を組み立て、安全に、効率良く作業できる環境を作り上げます。


②養生

作業環境が整ったら施工箇所以外の部分をビニールシートなどで養生し、作業によって余計な部分に悪影響がないよう準備します。

漆喰工事の養生は、主に作業面の屋根の下にブルーシートを敷きます。

漆喰がボロボロ落ちてお庭を汚さないようにするためです。


③既存漆喰の撤去

瓦ハンマーを用いて既存漆喰を撤去します。

漆喰が残っていると新しい漆喰を詰めても剥がれやすくなるため、しっかりと綺麗にします。


④漆喰塗り

下地を整えたら新しい漆喰を詰めていきます。

瓦屋根の設計に合わせて適切な量の漆喰を使用することが必要です。

多すぎてもいけませんし、少なすぎてもいけません。

適切な量、均一な厚みに詰めるには、ある程度の技術が必要です。


⑤施工確認

現場管理者による仕上がりのチェックをします。

また、写真によりお施主様にもご確認いただきます。


⑥養生バラしと足場の解体

お施主様が施工内容にご納得いただければ養生・足場を撤去します。

最後に屋根やお住まいの周りを清掃して完工です。

埼玉の漆喰工事は【埼玉外装リフォーム店】へ!

瓦屋根のメンテナンスとして漆喰工事は非常に重要です。

漆喰が劣化しているにも関わらず、修繕をせず長期間放置すると、雨漏りが起きるリスクがあります。

屋根の劣化は住宅自体も劣化する恐れがあるので、漆喰にひび割れや剥がれが見られたら早めに工事を依頼しましょう。


埼玉外装リフォーム店は漆喰工事の施工実績も多数ございます。

「漆喰が剥がれ落ちてきた」

「15年以上漆喰のメンテナンスをしていない」

「工事費用がいくらか教えてもらってから検討したい」などございましたら、当社にご相談ください。

ご相談・調査・お見積りは無料ですので、お気軽にどうぞ(^^)/

埼玉外装リフォーム店へのお問合せはコチラ


−N−

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
TOP
目次
閉じる