これから屋根塗装をご検討中のあなた!
屋根塗装はただ塗料を塗るだけの単純な工程ではなく、意外と工程と時間がかかるものです。
屋根塗装がどのような工程で進むか知っておくと、工事に関するトラブルを未然に回避できたり、安心して任せることができます。
この記事では屋根塗装にかかる日数について詳しくまとめました。
スケジュール通りにならないケースについてもご紹介するので屋根塗装の際はご参考になさってください。
屋根塗装に必要な日数
屋根塗装にかかる日数はおよそ8日~12日です。
屋根塗装を始めることを近隣に知らせるあいさつ回りから始まり、一通りの施工を終えて撤収するまでの目安期間です。
実際には2週間程度かかってしまうこともありますが、1週間以内に屋根塗装が終わることはほとんどありません。
その理由は屋根塗装は時間のかかる工程が多いからです。
工程については次の項目でご案内します。
屋根塗装の工程とそれぞれの日数
屋根塗装はどのような工程で進めるのでしょうか。
ここでは屋根塗装の基本的な工程に沿って、それぞれの段階で何日かかるのかを解説します。
なお、ご紹介するスケジュールはあくまで天候が良く、トラブルもない場合の一例です。
足場の組み立て(1日目)
屋根塗装は足場を組み立てることから始まります。
傾斜が急な屋根では屋根足場と呼ばれる作業を安定して行えるようにするための、屋根の上にも足場を設置することがあります。
そして、屋根の塗装を剥がしたり、塗装作業をしたりするときに近隣に塗料が飛散してトラブルにならないように足場全体をメッシュシートで覆います。
足場の組み立て、メッシュシート張りにはおよそ1日かかります。
高圧洗浄(2日目)
足場ができたら高圧洗浄機で建物を綺麗にします。
汚れやカビ・苔を高圧の水を吹き付けることで除去する工程です。
これらの不純物がついたまま塗装をすると、下地と塗膜の間に邪魔が入って早期剥離の原因になるからです。
高圧洗浄を終えたら全体を乾燥させる必要があるため、作業自体が短くても工程としては1日以上かかるのが一般的です。
養生(3日目)
塗装の工程に進む前に、塗料が付着してはならない場所に養生をします。
屋根だけ塗装するときには付属品の雨樋などにシートやテープなどでマスキングをして塗料が飛散しないようにします。
また、物干し竿や太陽光発電パネルがあるときにも養生をします。
車やバイクなどが庭にあって塗料がかかる可能性がある場合にもカバーをかけさせていただきます。
養生にかかるのは半日程度のことが多いですが、付属品が多いと1日近くかかる場合もあります。
下地処理(4日目)
下地処理は塗料を塗る前に屋根の状態を整える作業です。
ひび割れ補修やコーキングを打ち直ししたり、棟板金の釘打ちなどをします。
更に棟板金のようにツルツルして塗料が付きにくいところにはヤスリがけもして塗料の食いつきを良くさせます。
軽微な補修程度の下地処理であれば半日~1日で作業が終わるのが一般的です。
下塗り(5日目)
屋根塗装で塗料を塗る工程の最初に当たるのが下塗りです。
下塗りでは後の中塗り、上塗りとは違う塗料を使用します。
屋根材と塗料を密着させる役割をするのが下塗り塗料の特徴です。
下塗り塗料を屋根材全体に均一に下塗りを塗布して乾燥させます。
下塗りの品質の高さが塗料の剥がれやすさや美観に大きく影響するので重要な工程です。
下塗りをした後、塗料を完全に乾かす必要があるため、次の工程に進むまでに大体1日必要になります。
なお、化粧スレート屋根の場合は下塗りをした後、中塗りを始める前にタスペーサーを挿入する場合があります。
タスペーサーによって屋根材同士の間に隙間を作り、塗膜で隙間が埋まってしまうことを防いでいます。
中塗り(6日目)
中塗りはお客さまが色や機能などを指定して選んだ塗料を使用します。
下塗り塗料の上に重ねて均一に塗布します。
中塗りの後も乾燥させる必要があるため、工程としては少なくとも1日かかるのが一般的です。
上塗り(7日目)
上塗りは通常は中塗りと同じ塗料を使用して重ね塗りをします。
塗料の均一性を高めると共に、厚い塗膜にすることで耐久性を高めるのが主な目的です。
上塗りをした後も1日は乾燥させて仕上がりを確認します。
足場解体(8日目)
上塗りを終えた翌日に養生を外し、塗り残しがないか、施工品質に問題はないかチェックをします。
そして、お客さまにも仕上がりのご確認をお願いします。
了承を得られた時点で作業完了として報告書を作成し、足場の解体をします。
屋根塗装に伴って出た養生やシートなどの処分品の回収や、周辺の清掃作業をして撤収します。
最終チェックや清掃に半日、足場解体で半日かかります。
屋根塗装の日数が延びるケース
屋根塗装に何日かかるかは、様々な要因によって変動します。
8日と予定されていた場合でも長引くこともあるので注意しましょう。
ここでは屋根塗装の作業日数に影響する要因を紹介します。
雨や雪などの天候
工程によりますが、屋根塗装は天候によって延長する場合があります。
雨が降ったり、湿度が高い日が続くと塗料が薄くなったり乾かないので中断しなければなりません。
事前に天気予報は確認をしてスケジュールを立てますが、スケジュール調整から約1週間後の天気は外れる場合もあります。
梅雨や台風などの季節
天候と同様に季節によっても屋根塗装の日数に影響します。
梅雨や台風の時期になると雨で施工を延期しなければならないことが多く、夏場も夕立が続いて塗料が乾かない状況が続く場合があるからです。
冬も積雪によって作業の中断を余儀なくされることがあります。
地域によって季節ごとの気候が異なるので、地域に合わせて適切な季節を選ぶことが大切です。
一般的には気候が安定する春先の4月~5月や、台風シーズンに入る前の9月頃が適しています。
建物の大きさや環境
一般的な住宅であれば先述した通りのスケジュールで終わる場合がほとんどです。
ただ、足場を組めない環境だったり、大きな建物だったりすると作業日程を長くなりがちです。
人手を増やすことで短工期にできる場合もあるので、業者と打ち合わせをするときにどのようなスケジュールの選択肢があるかを聞いてみましょう。
屋根塗装のことなら埼玉外装リフォーム店へ!
屋根塗装はスピーディかつ臨機応変な対応が求められます。
雨が降っても他にできる工程はないか、台風の際は足場が壊れないよう対策が必要です。
埼玉外装リフォーム店では可能な限りお客さまにご不便がないよう、対応いたします。
屋根塗装の際はぜひ当社にご相談ください(^^)/
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