ベランダのトップコートとは?劣化症状や費用相場をご紹介!

ベランダのトップコートとは?劣化症状や費用相場をご紹介! (1)

一般的なベランダには防水層が施されており、その防水層の上にはトップコートが塗られています。

「ベランダが汚れている」「コケやカビが生えている」という場合は、トップコート塗り替え工事をすれば綺麗になり、防水層も保護できます。


この記事ではトップコートの劣化症状や塗り替えの費用相場などを詳しくご案内します。

ベランダのメンテナンスをお考えの方は、ぜひ参考になさってください!

目次

ベランダのトップコートとは

ベランダのトップコートとは?劣化症状や費用相場をご紹介! (2)

トップコートとは、防水層の表面に施工されている塗装です。

ベランダの防水工事のときに仕上げとして塗られており、防水層を保護する役割を担っています。

トップコートの施工をするのは防水層の紫外線による劣化や、風雨による傷つきを軽減することが目的です。

トップコート自体には防水性能はほとんどありません。

あくまでウレタン防水やFRP防水、シート防水などによって形成した防水層がベランダの防水性を持っています。

トップコートの種類

ベランダのトップコートで用いられる製品は以下のような種類があります。

・アクリルウレタン系
・ポリエステル系
・フッ素系

使用している材料の種類によって、防水層との相性があります。

ウレタン防水やシート防水ではアクリルウレタン系がよく用いられますが、FRP防水ではポリエステル系が多く使用されています。

トップコートの寿命

ベランダのトップコートの寿命はアクリルウレタン系やポリエステル系の場合は平均的には5年程度です。

フッ素系のトップコートを使用した場合には10年程度の寿命があります。

トップコートが劣化すると防水層が傷みやすくなるため、防水層の寿命が縮むリスクがあります。

定期的にトップコートのメンテナンスをすると防水層が長持ちするため、防水工事の頻度を減らすことが可能です。

トップコートの劣化症状

ベランダのトップコートとは?劣化症状や費用相場をご紹介! (3)

トップコートはどんな状態になったら塗り替え工事が必要なのかをご紹介します。

劣化を長期間放置し続けると、トップコートの塗り替えだけでなく、その下の防水層の工事も必要になります。

トップコートに劣化症状が見られた場合は、できるだけ早めに塗り替えをご検討ください。

チョーキング現象

チョーキング現象はトップコートの表面に白い粉が出てくる現象です。

ベランダの床を指で触ったときにチョークのような白い粉が付いていたらチョーキング現象が発生しています。

チョーキング現象はトップコートの塗膜が劣化し、少しずつ粉のようになって浮いてきたものです。

トップコートの劣化のわかりやすい症状なので、ベランダの床を触ってチェックしてみましょう。

色褪せ、退色

色褪せは新築当時やメンテナンス後よりも色が薄くなる状態で、退色とも呼びます。

色褪せの症状は目で見るだけでチェックできるので、チョーキング現象と同様に定期的に確認しましょう。

紫外線による影響でだんだんと退色していくため、毎日見ていると劣化しているかどうかがわからない場合があります。

新築時や工事をした直後の写真を撮影しておくと比較できます。

明るさによって色合いが違って見えることが多いので、できるだけ同じ明るさで比較しましょう。

コケ、カビ

ベランダの表面にコケが生えたり、カビが発生したりしたらトップコートの劣化が起きています。

特に北側にあるベランダや建物の陰になっている場所で、日当たりが悪いとコケやカビが発生しやすくなります。

ただの汚れだと思っていたのが実はカビだったということもあるので注意しましょう。

なお、汚れが付きやすくなるのもトップコートが劣化している症状です。

トップコートの表面に微細な傷が付いてしまい、コケや汚れなどが付着しやすい状況になっています。

もしベランダから雑草や藻が生えたりしていたら、トップコートよりも下まで傷が入ってしまっている可能性があります。

この場合にはトップコート塗り替えで対応できない可能性があるので、業者に相談して対応を決めましょう。

摩耗

トップコートの表面が摩耗してきたときには塗り替えを検討しましょう。

ベランダは普段から洗濯物を干したり、ガーデニングを楽しむなど、歩行や物をズラすことでトップコートが摩耗します。

トップコートがなくなって防水層が露出してしまう前に塗り替え工事をすることが大切です。

摩耗の症状は見た目ではわかりにくいですが、退色したり、カビや汚れが発生していると摩耗が考えられます。

剥がれ、浮き

トップコートの剥がれや浮きが見られたときにはトップコート塗り替え工事だけで対応できるかどうかはケースバイケースです。

トップコートが剥がれた直後で、まだ防水層の劣化が見られていない状況であれば、トップコートの塗り替えだけで問題ありません。

浮きの場合も、まだ防水層がトップコートにカバーされているので、トップコートの塗り替えだけで済むことが多いです。

しかし、浮きの原因が浸水の場合には防水工事をする必要があるので注意しましょう。

ひび割れ

ベランダ床にひび割れが発生している場合は、トップコートの塗り替え工事で済む可能性はあまり高くはありません。

トップコートの塗り替えだけでなく、防水層も傷んでいる恐れがあります。

詳しくチェックする必要があるので、ひび割れが発生したときには早めに業者に点検に来てもらいましょう。

ひび割れを放置すると、雨漏りに発展する可能性があります。

ベランダのトップコート塗り替えにかかる費用相場

ベランダのトップコートとは?劣化症状や費用相場をご紹介! (1)

ベランダのトップコートの塗り替えにかかる費用は広さと防水層の種類によって異なります。

防水層の種類ごとの平方メートル単価の相場を以下にまとめました。

防水層の種類1㎡あたりの費用相場
ウレタン防水1,500円~1,800円
FRP防水1,800円~2,500円
シート防水900円~1,500円

戸建て住宅の一般的なベランダなら10万円以内に収まることが多いですが、広いベランダにFRP防水をしている場合には費用が高くなるでしょう。

また、トップコートにフッ素系の材料を使用する際には単価が高いため、施工費用も高くなるのが一般的です。

実際には希望するトップコート塗り替えの施工内容を決めて、業者から見積もりを取って費用を確認しましょう。

トップコートの塗り替えは埼玉外装リフォーム店へ!

ベランダのトップコートは、その下の防水層を守るために非常に重要な役割を担っています。

トップコートの塗り替えをすれば防水層の保護機能が向上します。

何よりベランダの見た目が良くなるというメリットがあります。

ベランダの床が傷んできた、汚れてきたなと思ったら埼玉外装リフォーム店へご相談ください。

お住まいにとってベストな方法を提案、施工させていただきます(^^)/

埼玉外装リフォーム店へのお問合せはコチラ

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