実は多いベランダとバルコニーの雨漏り、その原因と対処法

雨漏りはベランダが多い?!原因と対策

『なんだか最近ベランダの排水が悪い気がする』
『バルコニーの床に傷を発見したけど、これくらいならほっといても大丈夫?』

このような、ベランダやバルコニーに関するお悩みや疑問はございませんか?

ベランダ・バルコニーは、雨水や太陽光、気温差で、いつも過酷な状況下に置かれています。過酷な環境であるが故に劣化は避けて通れません。
劣化を放置しておくと雨漏りの原因になりかねません。

でもご安心ください!
雨漏りに繋がる原因を把握し、しっかりと対策を取ることによって雨漏りは防げるのです。

この記事ではベランダ・バルコニーの雨漏りに繋がる原因を把握し、雨漏りに繋がらない対策を詳しく説明していきます。

目次

雨漏りはベランダ・バルコニーが一番起こりやすい

雨漏りは屋根からというイメージが強いですが、実は雨漏り修理のご依頼の中で最も多いのは、ベランダ・バルコニーからの雨漏りです。
意外ですよね。

なぜベランダ・バルコニーは、屋根より雨漏りが起こりやすいのでしょうか?

通常ベランダ・バルコニーは設計上家の本体より外に出っ張るように作られていることが多く、さらに洗濯物を乾かす場所であるため、家の中でも太陽が最も当たる場所に作られています。
そのため、ヒビや歪み等の劣化症状が出やすい上に、ベランダ・バルコニーは屋根より雨水が入り込むスペースが多いため、雨漏りに繋がりやすいのです。

ベランダ・バルコニーの雨漏りは放置しておくと、木材が腐り、耐久性にも影響が出てくるため、早めに修理や対策が必要となります。

ベランダ・バルコニーの雨漏りになる4つの原因

雨漏りを防ぐには、まず雨漏りに繋がる原因を知っておくことが大切です。
雨漏りの原因を知り、早めの対策を計画しましょう。

①ベランダ・バルコニーの排水溝にゴミが詰まる

ベランダ・バルコニーには雨水が溜まらないように排水溝が設置されていますが、そこにゴミが詰まると排水がうまくされずに、雨水が溜まってしまいます。

雨水が排水されない状態が続くと、劣化等で出来てしまった小さなヒビに雨水がじわじわと建物内部に侵入し、木材部分を腐食させます。そして最終的には雨漏りに繋がってしまうのです。

②防水施工の劣化部分から雨水が侵入する

ベランダ・バルコニーの床には、床の内部に雨水が浸透しないよう、防水加工が施されています。
しかし、防水加工が経年劣化するとひび割れてきたり、剥がれが発生します。

そのヒビや剥がれの隙間から毛細管現象で雨水が入り込み、内部を侵食し雨漏りに繋がります。

防水施工は10年に1度はメンテナンスが必要とされています。もし10年以上何もされていないという場合は一度無料点検をお勧めします。

③腰壁と笠木の継ぎ目の劣化部分より侵入

腰壁とは腰の高さほどの壁のことで、ベランダやバルコニーに落下防止のために作られています。
笠木はその腰壁の上に固定されている金属の部分にあたります。
実はこの腰壁と笠木が原因で、雨漏りに繋がるケースがあるのです。

笠木と腰壁の継ぎ目部分には、雨水が入り込むのを防ぐ為のシーリング材が使われており、このシーリング材が太陽光や雨風、自然災害等の外的要因で経年劣化してしまいます。

シーリング材の劣化が進むと、亀裂が入ったり、浮いてしまったりするので、その隙間から雨水が腰壁に入り込み内部の木材を腐食させてしまい、雨漏りに繋がります。

笠木の継ぎ目部分が雨漏りの原因になる可能性が高いので、シーリングの劣化に注意しましょう。

④ベランダ・バルコニーの外壁の劣化

ベランダ・バルコニーの外壁は日々の太陽光や気温差、台風や地震等の自然災害により、ヒビが入ることがあります。そのヒビから雨水が侵入して雨漏りが起きることがあります。

一ミリ以下のヒビ割れでもジワジワと侵入していくのが雨水です。ヒビ割れを発見したらすぐにでも修理が必要です。

ベランダ・バルコニーから雨漏りをさせないために

雨漏りが発生してしまうとカビが発生したり、白アリが発生したり、建物自体の耐震性にも大きな影響が出てきます。
雨漏りを発生させないためには、日頃の対策と定期的なメンテナンスが必要です。
ではどのような対策を取ればいいのか、見ていきましょう。

①排水溝のゴミを取り除き、小まめな掃除を行なう

基本的にベランダの排水溝にはゴミ受けが設置されていないことが多く、ゴミを取り除かないと何のバリケードもなくそのまま流れて行ってしまいます。

スムーズに流れれば問題ないのですが、どこかで詰まってしまうと自力で取り除くのが困難になります。
ベランダは屋外なので、飛んでくる葉っぱや砂、洗濯物や布団から出る埃、虫の死骸等、気が付かないうちにゴミが蓄積されています。

ベランダ全体の定期的な掃き掃除や、排水溝周りの落ち葉や砂等は小まめに取り除きましょう。

アパート等の集合住宅によっては排水溝が2部屋に1つしかない場合もあります。自分の所に排水溝がない場合は隣のベランダにあるので、汚い水やゴミを一緒に流すとトラブルの原因になりかねません。
ベランダ掃除をするときは、隣人への配慮が必要です。

また自分のベランダに排水溝がある場合も、掃除しないで詰まらせてしまうとお隣様に迷惑がかかってしまうため、定期的な掃除を行ないましょう。

②5年に1度は防水施工のメンテナンスをする

ベランダの塗膜防水は、トップコートで保護されて仕上げられてます。

ベランダに施してある防水施工は時が経つにつれて劣化しますが、トップコートの塗り替えを行なうことで、長持ちさせる事が可能です。

トップコートの寿命は5年です。防水層に影響が出る前に、トップコートの塗り替えをすることが雨漏りを防ぐポイントとなります。

③シーリング材の補修を行なう

シーリング材は腰壁と笠木の継ぎ目、外壁の目地、窓枠等に使われています。
防水性、気密性が非常に優れているため、ベランダ・バルコニーの防水には欠かせない存在です。

しかしシーリング材の寿命は約7年から10年程なので、外壁塗装よりも先に寿命を迎えてしまいます。

そのためシーリング材の補修だけを行なう場合があります。

シーリング材はウレタン系、シリコン系、アクリル系の3つがありそれぞれ寿命が変わって来ます。

ウレタン系:弾力に優れており、長時間経っても汚れにくい。寿命は7〜10年

シリコン系:耐熱性や柔軟性に優れている。寿命は約10年。

アクリル系:シーリング材の中で最も安価である。しかし寿命は5年と短い。

シーリング材は寿命が短いイメージですが、オート化学が新しく開発した、オートンイクシードというシーリング材はLSポリマーを配合することによって柔軟性を高くすることが可能になりました。

オートンイクシードは硬質化して痩せることを防げるようになったため、耐用年数が最長30年というトップクラスのシーリング材になったのです。
一般的なシーリング材に比べると価格は高めですが、耐用年数を3倍近く延ばせるため、長期的にみると、非常にお得なシーリング材です。
当社でも人気のあるシーリング剤ですので、補修の際は是非検討してみると良いでしょう。

雨漏りの不安がある場合は無料点検をご利用ください!

『パッと見たところ、うちはまだ大丈夫そう』と思っても、小さなひび割れ等の劣化を見逃していることもあります。雨水は小さな劣化を見逃さずに浸透していきます。

・シーリング材の寿命は7~10年
・トップコートの寿命は5年
・防水施工の寿命は10年

それぞれの寿命を迎える前に少しでも気になる点があれば、無料点検をご依頼ください。

劣化を放置してしまうと雨漏りに繋がります。
雨漏りとして症状が出てくる頃には内部浸食がかなり進んでしまい、修理金額も大きなものになってしまいます。
ですが、定期的なメンテナンスを行なっていれば雨漏りは防げます。

もっと早く修理しておけばよかった、ということにならない為にも、早めの点検とメンテナンスを行いましょう。

当社では屋根・外壁の無料点検を行なっています。
雨漏りで大掛かりな修理が必要になる前に、お気軽にご利用ください!

☆MS/re☆

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