屋根の色が大きく関係する日射反射率とは

屋根の色が大きく関係する日射反射率とは2

「毎年、夏場は室内が暑くなって嫌になる」

「電気代が高くなったから、エアコンを使うのを躊躇する」という方は多いのではないでしょうか。

実は、屋根塗装によって室内の温度が変わることがあります。

それは遮熱塗料を使用して屋根塗装をすることです。

更に、屋根の色が日射反射率に大きく関係します。

この記事では屋根の色と日射反射率の関係について詳しく解説します(^^)/

目次

日射反射率とは

屋根の色が大きく関係する日射反射率とは2

日射反射率とは「太陽光に含まれている熱をもたらす光をどのくらい反射させるか」を示す割合です。

以下のように日射反射率は入射エネルギーに対する反射エネルギーの割合として計算し、パーセントで表記します。

反射率(%)=反射エネルギー/入射エネルギー×100%

なんだか難しい、と思うかもしれませんが、ざっくり言うと日光の熱を反射する割合です。

屋根塗装で日射反射率の高い塗料を使用すると、屋根材が熱くなるのを抑えられます。

次の項目で更に詳しくご紹介します。

高日射反射率塗料とは

塗装することで日射エネルギーを効率良く反射し、部材の温度上昇を抑え、室内に届く暑さを軽減できる塗料を遮熱塗料といいます。

更に遮熱塗料の中でも特に日射反射率が高い塗料を高日射反射率塗料と呼びます。


「JIS K 5675 屋根用高日射反射率塗料」の規格では、明度が低い~中程度の領域では40%以上、明度が高い領域では80%以上の日射反射率の性能を求めています。

遮熱塗料自体は日射反射率によって規格が定められているわけではありません。

一般的には35~40%以上の日射反射率を持つ塗料が遮熱塗料として販売されていることが多いですが、塗料の種類によって日射反射率は異なります。

屋根の塗料の色と日射反射率の関係

屋根の色が大きく関係する日射反射率とは (2)

遮熱性の高い屋根にするには塗料の色選びも重要です。

同じメーカーの同じ遮熱塗料でも、色によって日射反射率には違うからです。

ここでは屋根の色と日射反射率の関係について紹介します。

明色は暗色よりも日射反射率が高い

屋根の色が大きく関係する日射反射率とは (1)

色と日射反射率の関係の原則は「明色>暗色」です。

わかりやすいのは白と黒で、白が最も明色、黒は最も暗色になります。


白と黒の日射反射率による違いは服の色を考えると具体的にイメージできるでしょう。

白い服よりも黒い服の方が太陽の光を浴びたときに熱くなりやすい性質があります。


日傘についても同様で白い日傘の方が黒い日傘よりも涼しく感じます。

冬に日傘をするときには黒い傘の方が暖を取ることが可能です。


白の屋根と黒の屋根では日射反射率に大きな違いがあり、色の違いだけで60%以上もの差が生じることもあります。

白>灰色>黒というように明色から暗色になるにつれて日射反射率が小さくなり、太陽光の熱を通しやすくなります。

暗色でも遮熱効果が高い塗料もある

実際は黒などの暗色の塗料で塗装した屋根でも遮熱性の高い屋根にできます。


色調の明るさで見ているのは全日射反射率です。

熱エネルギーに関わっているのは近赤外線日射反射率なので、可視光領域の光が必ずしも影響しているわけではありません。

近赤外線領域の光を反射する性質を持ちつつ、可視光領域の光は吸収する性質もある色素を使用すれば、暗色でも遮熱効果が生まれます。

特別な工夫をしていない場合には近赤外線領域と、紫外線・可視光の領域の間で光の吸収・反射について相関関係があります。


そのため、一般的な塗料では暗色よりも明色を選んだ方が日射反射率が高くて遮熱効果があると考えることが可能です。

しかし、機能性塗料として開発されている塗料の場合には暗色でも高い遮熱効果を得られる場合もあります。

おすすめの遮熱塗料3選

では、遮熱塗料には具体的にどのような製品があるのでしょう。

ここでは日射反射率が高い、当社おすすめの遮熱塗料を紹介します。

サーモアイ(日本ペイント)

屋根の色が大きく関係する日射反射率とは (3)

サーモアイはサーモアイSi、サーモアイ4F、サーモアイUVなどの商品ラインナップで多様なカラーと機能性の高さが人気です。


共通しているのは遮熱効果を発揮する日射反射率が高いことで、住宅用でよく採用されているサーモアイSiのクールホワイトでは近赤外線日射反射率が87.8%もあります。

暗色のクールブラックでも61.0%の近赤外線日射反射率があり、カラーバリエーションが豊富なので希望の色の屋根にしながら遮熱性も確保しやすいのが魅力です。

スーパーシャネツサーモ(アステックペイント)

屋根の色が大きく関係する日射反射率とは (1)

スーパーシャネツサーモはチタン複合特殊無機顔料を使用しているのが特徴で、色彩が鮮やかで光沢も美しく、耐候性に優れていて長持ちする塗料です。

スーパーシャネツサーモは黒でも平均日射反射率が46%に到達している優秀な遮熱塗料です。


また、スーパーシャネツサーモではラジカル塗料としての性質も持っているため、塗料の寿命が長いことも特徴です。

シリコン樹脂製のスーパーシャネツサーモSiでは13年~16年、フッ素樹脂製のスーパーシャネツサーモFでは16年~20年の耐久性があります。

長く色褪せにくい屋根にしたいときにはスーパーシャネツサーモを検討しましょう。

クールタイト(エスケー化研)

屋根の色が大きく関係する日射反射率とは (2)

クールタイトは住宅用として標準的なシリコン塗料のクールタイトSiだけでなく、フッ素塗料のクールタイトF、ポリウレタン樹脂のクールタイト、さらには水性塗料のラインナップも揃っています。

シーンに応じて希望の遮熱塗料を選べるのがクールタイトの魅力です。


クールタイトの遮熱性についてはスノーホワイトやクールほうぃとなどの白系なら80%以上です。

スレートブラックやミッドナイトグレーなどの暗色でも40%~50%の日射反射率があります。

クールタイトは遮熱グレードが3段階評価で選びやすいのもおすすめポイントです。

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去年の夏の猛暑から、遮熱塗料のお問合せが非常に増えました。

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